料理もレシピ考案も「相手があってこそ」
主張しすぎない料理で人と人とをつなぐ

手間なく・美味しく・新たな発見がある「食」を提供
料理家
フルタヨウコ

人と人の間にある“美味しいもの”が
主役を際立たせるという喜び

私は現在、食に関わる仕事をしていますが、きっかけは家具制作販売の会社で展覧会の担当になったことでした。当時オープニングやクロージングのパーティでは“乾き物とビールで充分”という文化があって、食いしん坊の家に育った私としてはなんだか物足りなくて…。

イタリアで修行した作家の展覧会ならイタリアワインにチーズとか、現地で作家さんが食べたであろう食事を想像しながら、見よう見まねで軽食をつくって出してみました。するとパーティも盛り上がり、お客様も楽しそうで展覧会自体が全然違う雰囲気に。その場にふさわしい食べものがちょっぴりあるだけで、主役である作家さんや展覧会をサポートできるんだと嬉しくなったことを覚えています。

ですから料理やレシピを考えるとき、「主張しすぎない」ことが私のテーマ。自分が食べたいものよりも、食べる人に“美味しそうだな”“これはどういう風につくるんだろう”と興味を持ってもらえることを大切にしています。

師匠からもらった
平常心で仕事ができる魔法の言葉

大学で建築の勉強をしているときに、デザイナーの小泉誠さんのところでアルバイトとして働かせてもらいました。今考えるとデザイン・工芸の世界の第一線で活躍する人たちがそこかしこで関わっていて、贅沢な時間でしたね。

家具制作の会社を小泉さんから紹介していただき就職する直前、「ミーハーになっちゃいけないよ」とポソリと言われたことがあります。この言葉のお蔭で、大御所と呼ばれる方々とも平常心で落ち着いた仕事がたくさんできました。ともするとフワリと浮いてしまいそうになる気持ちを引き戻してくれる、私にとっては大事な魔法の言葉です。

今はオリジナルジャムづくりの仕事などをしながら、「北欧、暮らしの道具店」の社食を週1回担当しています。ビュッフェ形式でおかずを取り分けた順で座るのでいつも違ったメンバーと食事ができ、打ち合わせでいらした社外の方が混ざることも。珍しい食材が話題になることやレシピを質問されることも多く、みんながどんな食材に興味を持つのか、どこに楽しさ・美味しさを見出すのか、食べる側のダイレクトな反応に触れるよい機会になっています。

パワフルさと手軽さが魅力
ポタージュにも適したワンプッシュ・ボタン

実は私、朝ごはんを抜いた日は必ず貧血を起こして倒れるというくらい、朝ごはんはなくてはならない人なんです。でも手の込んだものを食べているのかというと、「手間をかけず、新鮮な材料で美味しく」が鉄則。

今はGreenwizを使ったポタージュが朝の定番です。ポタージュにしておくと冷凍保存ができるので便利ですね。今日は前日に作ったナスの焼きびたしを汁ごと入れて、バジルと水、オリーブオイルを加えてスムージーボタンを押します。味付けは塩とこしょうだけで、美味しい冷製ポタージュができあがり。香り高いハーブをいれてポタージュにすると和風の焼きびたしがとたんに洋風になり、面白いです。スープにはハーブや玉ねぎなど香りが高い素材を入れると、コンソメや出汁などを加えなくてもコクがでますよ。

Greenwiz仲間と生まれる
情報交換も楽しさのひとつ

スムージーボタンはスムージーだけでなく、ポタージュにも最適な長さと強さのようで、朝の忙しい時間にワンプッシュで放っておけるのも助かります。友人のGreenwizユーザーから「材料を少なめにすると、空気をたっぷり含んでフワフワの仕上がりになるよ」と嬉しい情報提供があったりして…。Greenwizのパワーだと皮や繊維も舌にひっかからないなめらかポタージュがつくれるので、今度はタネも入れてみようかなと考えています。噂だとタネも無敵に粉砕するそうなので、楽しみです(笑)。

PROFILE
フルタ ヨウコ

料理家・編集者。ジャムの制作&プロデュースや、料理のケータリングやレシピ提供、社食作りやイベント出店を行っている。
自由大学「朝ごはん学」教授。
著書に『果物のごはん、果物のおかず』(誠文堂新光社)、『北欧のおいしいスープ』(新星出版社)。
http://home-home.jp/