地域コミュニティを生み出す場所
気軽に出会える「食」の空間

武蔵野の創業支援スペース
東京・三鷹
シェアキッチン『MIDOLINO_』

食べる人の顔を見ながら丁寧に料理を作る
「食」を囲んで地域の人たちの生活を根付かせたい

 「MIDOLINO_」は創業を目指す人を支援するスペースで、7つあるキッチンをシェアしています。昔ながらの商店街の中にあって、僕はここを利用して料理を作っています。「食」って誰もが日常に必要だからこそ、地域の人たちが気軽に来られるような、新たな人と人との出会いがあるような場所が作れたらと始めました。

 扱う野菜は減農薬や有機栽培なので、シンプルに素材の味を生かして、調味料もなるべく手作りしています。塩麹と野菜を混ぜてマリネにしたり、醤油麹を使った唐揚げをメインにしたり、基本は野菜たっぷりの一汁三菜です。

 お店には年齢問わずいろいろな方が来てくれます。少し味を濃い目にしたり塩分量を減らしたりと、食事をされる方の顔を見ながらの接客も大切にしています。

捨てたらもったいない!野菜の皮は栄養たっぷり。
旨味を生かして気軽にスープやドレッシング作りを。

 野菜の皮って普段捨ててしまう人も多いかもしれませんが、実はとても栄養があるので出汁として使っています。汁物は、Geenwizのスムージーボタン一つでいろいろ作ることができるし、ボタンを押したらその間に他の作業も出来るので便利です。

 コクが出るよう豆乳や牛乳と野菜を合わせてポタージュにしたり、トマトのホール缶と玉ねぎだけで作るトマトソースもボタン一つ。ソースは混ざったら火にかけて少しスパイスを足すだけ!煮詰めてパスタやラザニア、重ね焼きのソースにしたり、薄めてスープにしたり、冷凍保存しておいたり。

 僕はドレッシングを作るのが好きなので、最近だと無農薬の人参をなめらかなペーストにして、塩やお酢、オイルでシンプルに仕上げたりもしています。

相手にとっておいしいはもちろん、自分にとってもおいしい。
外で食事をする時にも気にかけたい、作り手の思い。

 料理って作る人によって味はそれぞれですよね。お店に来られるお客さまにとって「おいしい」というのは大事だけど、僕は「自分が食べて美味しい、また食べたい」料理を心がけています。毎日の暮らしでも、シェフが一つ一つ手間をかけてきちんと作っているものを選ぶようにしています。

 今、いろいろな形で食は流通しています。日々の食事は自分が選んで食べることになるので、自分なりに選ぶ基準は持つようにしています。調理が流れ作業になってしまうと、料理に興味を持たない人でも料理ができてしまうから「料理を楽しんでいる人」の料理を食べたいですね。
 
 食べる時に居心地が良い空間は、お店の外や中の雰囲気もあるし、接客も、すべて料理の一部分として大事なことじゃないかなと思います。

スムージー生活で自分の体質の見直しや体のケアも。
自分らしいもの、自分に合った野菜を取り入れながら。

 今「食」にまつわるキーワードはたくさんあって、選択肢が多くなった分、それぞれが自分に合ったものを選べるようになったことは良いな、と思います。僕はちょうど自分の体のケアという点で糖質制限をゆるやかに取り入れているところです。

 人と一緒に食事をする時はいっさい気にしないけれど、自分で作る時は根菜以外の野菜をたっぷり摂る。葉ものは量を摂るのがなかなか難しいので、最近ではスムージー作りをしています。

 朝ごはんや料理の合間にも、Greenwizで簡単に滑らかなスムージーが作れるので、ついついいろいろな野菜の組み合わせに挑戦しちゃいます。セロリの風味が好きなので、リンゴやキウイなどさっぱりした果物と数種類の野菜を合わせることが多いかな。自分に合ったものを選びながら、これからも続けていきたいですね。

PROFILE
MIDOLINO_(佐々木ケイ)

武蔵野市の小さな商店街「グリーンパーク商店街」の一角に2017年3月にオープン。
囲炉裏を囲んだキッチンとバーカウンター設置の、「食」の分野に特化した創業サポートスペース。
「惣菜製造」、「菓子製造」、「粉末製造」、「ソース製造」の機能を持つ7つのキッチンは、
新しい事業や開発を行いたい人がレンタルできる。
創業したい人だけではなく、「食」や「生活」に関するワークショップや講義も多数開催。
発酵や農業&農家等に詳しい人材が交流する、地域に開かれたコミュニティを目指す。

東京都武蔵野市緑町1丁目5−20 第一根岸ビル
営業時間: 10:00〜20:00